ORGANIC COTTON
creates a happy cycle

オーガニックコットンと
私たちの未来の幸せな関係

私たちが普段、袖を通している服の素材のなかで、最も身近なもののひとつがコットン。なかでもここ数年、よく目にするようになってきたのが“オーガニックコットン”の表示。人と環境に優しいグリーンな素材だというイメージを持ってはいるけれど、具体的には何がどう優しいのか、一般的なコットンと何が違うのかよく分からないという人も多いはず。そこで今回、改めてオーガニックコットンについて考えてみました。

まず、オーガニックコットンの定義を簡単にいうと、「3年以上、化学肥料や農薬を使用していない土壌で作られた綿花」のこと。というのは、そうした化学物質の影響が土壌からなくなるまでに3年かかるから。つまり普通の綿花栽培には、それほど大量の化学肥料と農薬が使われているということなのです。とくに、綿は口に入れる食べ物ではないため、農作物のなかで最も農薬の使用量が多いのだそう。そのために、土壌の汚染を進行させていて、生態系への影響も及ぼしているといいます。また、従来の農法ではたとえばTシャツ一枚を作るのに、2000ℓ以上の水が必要なことや、世界で栽培されているコットンの約8割に携わっているという、発展途上国の人々の健康被害と児童労働なども問題になっています。

そうした通常の綿に対し、オーガニックコットンは農地の管理から栽培方法、労働基準など、すべてにおいて配慮されて作られているもの。だからこそ、オーガニックコットンを選ぶことは人も環境も守ることに繋がるのです。そんな高い志を持ち、オーガニックコットンの綿花や製品の生産に取り組む人が徐々に増えているとはいうものの、全世界のコットン流通量に対するシェアはまだわずか1%未満という少なさ。だからこそ、MYLANもその一助になれたらという思いで、この春に100%オーガニックコットンのロゴTシャツをリリースしました。なめらかな肌触りは着る人にとって心地よく、そして農薬も化学肥料も使わない栽培法は作る人にも、環境にも優しい。そんな風に、皆がより幸せな循環を生み出すものづくりが当たり前になるように。MYLANはこれからもトライし続けていきたいと思っています。

※参考 NPO法人オーガニックコットン協会、WWF、日本オーガニック流通機構

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